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未病先防~「正気を強め身体の体力(免疫力)で病気を予防する」

未病先防~「正気を強め身体の体力(免疫力)で病気を予防する」

★病気になってからでは遅すぎる!

約2000年前の中国最古の医学書と言われる『黄帝内経』(こうていだいけい)には、「聖人とは、すでに病気に罹っている人は治療しない。完全に病気になってしまう前に治療するものである。これは、例えば、反乱が起こる前に鎮めてしまおうということである。病気になってから薬を与える、ということでは遅すぎる。」と書かれています。
 
このことは、中国漢方医学が病気を「未病」の段階で防ぎ(未病先防)、概に病気に罹っている場合は、悪化を防ぐ(概病防変)ことを最重要視している一つの現われと言って良いでしょう。
 
一方現代では、「未病先防」そして「概病防変」という考え方は人々の間に浸透しているでしょうか?残念ながら、「病気は医者が治してくれる。医療機関が何とかしてくれる。」と安易に考えている人がまだ多いようです。そして予防というと、「ドックで検査を受ける事」と考え、検査と病気を予防する事を混同視している人も少なくありません。
 
この様に、現代人は"自分の身体は自分自身で守る"という未病思想が欠落していると考えざるを得ません。
次に、病気を未病の段階で防ぐとはどういう事なのかをみてみる事に致しましょう。
普通、健康と病気の間にははっきりとした境界線はありません。健康そうに見えても、本人には自覚がないだけで、内部には病気なる原因が隠されているという場合も数多くあります。
 
現在、社会に見られる多くの疾病には、早期の自覚症状がありません。
例えば、早期の糖尿病では血糖値が上昇傾向を示したり、グラフに耐糖障害が表れたりするだけです。この段階が未病段階で、本当はこの段階で病気の芽を摘み取ってしまわなければならないのです。ガンにしても同じです。
ガンは、一つのガン細胞が数センチ、十数センチになるのに10年、15年かかると言われています。その間に予防に徹し、ガンの芽を摘み取ってしまえば問題はなくなるのです。ここに早期発見、早期治療、早期予防の重要性がある訳です。
 それでは、病気を芽のうちに摘み取るにはどうしたら良いのでしょう。
★ 病気を防ぎ、正気を養おう!
最近では多くの疾病、特に生活習慣病は不規則な習慣から生じることが判ってきました。例えば、喫煙、節度のない飲酒、過食、肥満、生活リズムの乱れ、運動不足などは疾病の原因、また誘引となります。今の社会では、自ら健康養生に注意を払い、病気を未然に防止することが重要です。
 
漢方医学の疾病感では、病気に罹る一つの要因は「邪気」(生命力を脅かす病気を引き起こす有害物)とされ、それに相対するのが人体中の抗病能力である「正気」です。疾病とは、正気と邪気の戦いのようなもので、人体の正気の重要性が強調されるのは、身体の中に正気があれば邪気の進入を防げるとする考えが基本になっているからです。
 
従って、自分自身の持っている正気の力で邪気を追い払う「扶正去邪」(ふせいきょじゃ)ということが特に必要とされるのです。
つまり、養生によって身体の免疫力を高めて、疾病の発生を
予防することがとても大切なことになります。 (寄稿 岡田正臣)

予防
~ほとんどの病気は毎日コツコツ作られます。    逆に健康も毎日コツコツと作っていくものです。    病気にならない身体造り、病気になっても早く    回復する力を健康な時から養いましょう!
養生
~病気は医者や薬が治す訳ではありません。    自分自身の気力、体力や自然治癒力が治すもの です!

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